第一部は嫌いでしたが、第二部は第一部とはなんだったのか分からなくなるほど良かったです。
前編序盤:第二部で僕の中で評価が変わるかもしれないから見れるところまで見よう。
〃 中盤:あれ、なんだこれ。凄い面白いぞ?
〃 終盤:旅行編は第三部かな。
後編序盤:続くのかよ!
〃 中盤:面白いけど長い・・・(うとうと)
〃 終盤:良い映画だった。後編だけ別日だったら良かったなあ。
全編で2時間半で第一部よりも1時間長かったです。
確かに無駄なところが一切なかったし旅行編を第3部にするには
区切りが悪いので仕方なかったのでしょうけど、個人的には第1部をもう少し短縮して
監督・脚本家の技量で第2部を第1部に食い込ませられなかったのかなと思いました。
あと主人公もう少し似た俳優雇えなかったんでしょうかw
前作と顔つきが全く違うのでどうしても同一人物とするにはちょっとw
第1部は主人公が全く成長しなくて嫌でしたが、
第2部では主人公も成長する上に副主人公が成長する姿も描かれるので話の早さも良かったです。
最初は小守が第1部の主人公を思い出させる酷いクズな人間でしたけど、
主人公に自分自身の間違いに気付かされ最終的に後編での主人公の相棒になります。
小守に第1部の近藤と同じ台詞を客に言わせることで近藤の成長がよく感じられて感動しました。
第1部では村の子供たちにちょっかいを出されるのですが、第2部では学校の先輩に絡まれます。
学校の先輩に生意気だと絡まれ殴られたので僕は「ああ、またこの展開かやめてほしいわ」と
嫌になりかけましたが、それを見ていた外国人がやってきて絡んできた先輩たちに
「野蛮だそれでも商人か」と説教をしてくれたので心がスカッとしました。
第1部の村の子供たちには何もなく胸糞悪い話で終わったのでそれも第1部のマイナスポイント。
後編は悪くはありませんでした。でも眠かったんです。
二人の主人公の成長をよく感じられた終わり方だったと思います。
第2部はここまで褒めていますがツッコミどころが全くなかったわけではありません。
前作に続いて台詞が直接的過ぎて違和感がありました。
台詞がわざとらしく、こうしてやってるんだぜという押し付け感が強いです。もう少し抽象的な方が自然。
ヒロインが嫁に行くため主人公が嘆くシーンが前編にあるのですが、かなり急展開です。
夕日に叫ぶシーン含めあれ本当に必要でしたか?あれで少しでも主人公成長しました? ストーリーに直接関係することなので直したら話が成り立たなくなるかもしれないのですが、
後編で2人が朝鮮のお産で入れない家に荷物を置き忘れてお産の期間が終了するまで(2日)待とう
という話が重要なところであります。商人の都合を客に押し付けてはいけないというかなり重要なところです。
でも他人の家に2日間も荷物放置して同じ所にあるわけねえよ!
入れないなら家の人に頼んで持ってきてもらえよ!あとそれの続きで朝鮮の文化を知らない日本人がその家に押し入ろうとしてそれを2人が必死に止めます。
中々良いシーンでしたが、周りの朝鮮人に止める気を感じられませんでした。
ただ煽ってるだけで何の役にも立ってません。無関係な日本人2人が頑張ってるんだからお前らも止めろや。 少し寝ていたところなのでただ見ていないだけなんでしょうが、
2人が朝鮮で売ろうとしていたあの靴はどこから調達したんでしょう?
やはり前作に続いてやや脚本が間抜けでした。
説得力はあっても映画の話ではなく商業の書籍向きな書き方なんですよね。
監督はもう少し映画向きな脚本に修正できなかったのか。
梅津明治郎監督は演出家上がりなので脚本に口出しできなかったと思われます。
竹本幸之祐は脚本協力に留めて脚本自体はちゃんとした脚本家雇えば割と改善できたかもしれません。
第2部は面白く学べるところも多く存在したのでおすすめします。
近藤の過去話として第1部は見なくてはいけませんが、第2部以降が本編で過去話は序章です。
第1部で失望して第2部を捨てなくて良かったと思います。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画
- 2014/10/26(日) 03:06:31|
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